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眼科検診の再検査

健康診断・人間ドックで再検査と指摘されたら

健康診断や人間ドックの眼科項目で、再検査が必要と診断された場合は、速やかに眼科を受診してください。眼疾患の治療には、早期発見・早期治療が非常に大きなポイントとなります。要再検査の通知を受け取ったら、早めに当院までご相談ください。

健康診断・人間ドックで指摘される診断名

高眼圧症

正常眼圧とは、10~20mmHgとされますが、高眼圧症の場合は正常眼圧値よりも高い状態とされます。眼圧が高いと緑内障を起こすリスクが高いため、視野検査など精密検査が必要になります。

視神経乳頭陥凹拡大

視神経が眼球を貫いて来る部位が、視神経乳頭です。
この視神経乳頭が大きく凹んでいると緑内障を発症している可能性があります。そのため、精密検査を受けて診断を受けることが大切です。

網膜視神経繊維層(線維束)欠損

網膜の視神経繊維層が薄くなり、欠損する状態は、緑内障の初期症状でも起こります。
このため、眼底検査を受けて緑内障の有無を調べる必要があります。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性

加齢に伴って黄斑部分に異常が起こり、視力に異常が起こる状態です。
歪んで見える変視症などの視覚症状が現れます。適切な治療を行わないと失明に至ることがあるため、注意が必要です。

加齢黄斑変性

黄斑前膜(網膜前膜)

加齢によって、網膜から硝子体が剥がれます。
これは、加齢が原因で硝子体が萎縮・虚脱するために起こります。これによって、網膜の前側に薄い膜が出来る状態が、黄斑前膜です。視力低下や変視症が起こります。

眼底出血

眼底出血が起こると、網膜の循環不全になる病気の可能性があります。
網膜に栄養を届けるために新生血管が生成されますが、新生血管も非常に脆いため、眼内への大量出血や視力低下を引き起こしてしまいます。新生血管が破れる疾患としては、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、高血圧性網膜症など幅広くあります。

視力低下

視力低下

眼鏡やコンタクトレンズを装用している方は、裸眼視力と矯正視力を検査する必要があります。眼科での視力検査では、視力低下の把握と眼鏡やコンタクトレンズの度数などについて確認できます。また、視力低下の原因を特定することも重要です。

眼鏡・コンタクトの処方

中間透光体混濁

中間透光体混濁

角膜直後から網膜直前までを総称して、中間透光体と言います。本来は、光を網膜に伝達するために透明な状態ですが、加齢による白内障やぶどう膜炎、硝子体出血などが原因で中間透光体が混濁してしまいます。

白内障

透見不明

網膜(眼底)の画像が適切に写らなかった状態を、透見不明と言います。
白内障や硝子体混濁、角膜混濁などが原因であるほか、瞳孔が小さく光で眼内を照射できなかったなどが原因とされます。この場合、精密検査を再度受けて正確に診断してもらう必要があります。